肩こりの原因は生活習慣にあり

■あなたの暮らしは大丈夫?
人間はもともと構造的に肩こりになりやすいうえに、肩こりのベースとなる老化現象を避けて通ることができません。
しかし、肩こりとは縁がないという人もいることを考えると、なるかならないかは1人1人の生活習慣や生活環境が大きく関わっていそうです。

次に暮らしの中に潜む肩こりを引き起こす要因のトップスリーをあげます。
1.悪い姿勢を作り出す環境
2.筋力の低下につながる運動不足
3.精神的ストレスがたまりやすい生活環境

これらの肩こりの3大要因は、生活の中に深く浸透し、積極的に改善しない限り、いつまでも悩ませることになります。

■S字カーブが崩れた現代人
身体的にみて、負担の少ないバランスのとれた姿勢とは、背骨がゆるやかなS字形カーブを描いた状態です。
しかし、正しい姿勢を保っていることは少なく、S字形カーブが崩れた歪んだ姿勢が圧倒的に多いです。
現代社会に生きる私たちは、不自然な姿勢を長時間続けるような生活が多く、姿勢の悪化は避けることが難しいのかもしれません。
姿勢が崩れて歪みが生じると、その歪みをカバーしようとして首や肩周辺の筋肉は必要以上の緊張を強いられます。

例えば、悪い姿勢の代名詞ともいえる猫背に人が、頭部をまっすぐに起こすためには、背が丸まっている分、うなじの脊柱起立筋を余計に収縮させて、頭部の位置を保たなければなりません。
猫背でなくても、デスクワークを行うときにイスに浅く腰をかけて、首から上を前に突き出すような姿勢をとるような人も同じです。
悪い姿勢は、そのひずみとして筋肉疲労を増し、肩こりに直結します。

■楽で便利な暮らしが肩こりを生み出す
現代は、楽であること、速いことが優先される時代ですが、その時代の弊害として姿勢の崩れと筋肉の衰えです。
例えば、オフィスワーカーの生活では、家から職場までの往復は、極力歩くことを減らして、車や電車など利用するのが当たり前で、職場に着けばデスクに直行し、その日の業務が終わるまで、ほとんどの時間を座ったまま同じ姿勢で過ごすことが多いのではないでしょうか。
家庭では、ボタンを1つ押せば電化製品がやってくれるし、買い物にしても、大型スーパーマーケットに行けば、欲しい物が1ヶ所で手に入り、24時間営業のコンビニエンスストアもあります。
時間が余っても、間食しながらダラダラと過ごすなど、1日のうちで体を動かすといったら、基本的な日常動作をするくらいという感じではないでしょうか

便利な生活の中では、適度に筋肉を使うことが少ないのです。
しかし、正しい姿勢を保って、肩こりを遠ざけるために欠かせない筋肉をつけるには、何よりも体を動かすことです。
肩こり対策の第1歩として、「筋肉は使わなければ衰える」ことを認識することが必要です。

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